先輩(男)×2がベッタリすぎて困ります!!
プロローグ
ざわざわと騒がしい放課後。
はぁ、早く帰りたいのに……。
あたしはため息をつきながらとある教室へと向かう。
さすがに入学して二ヶ月しか経ってない状態で上級生のクラス行くのはハードル高くないだろうか。
担任である笹島先生に渡されたプリントを恨めしく眺めた。
目的のクラスにたどり着くも、声をかけるのをためらい入口でうつむきながら立ちすくむ。
「あれ〜、君見ない顔だね? 新入生?」
「えっと……」
声をかけてきたのは手前の席に座っていた男の先輩だった。
「笹島先生に犬飼先輩と周防先輩にプリント渡すように頼まれて……」
「あ〜、そういうこと。守〜、翔一〜」
先輩は教室全体に聞こえる声で彼らを呼ぶ。
あ、別に呼ばなくてもよかったのに。
呼ばれてひょっこり顔を出した二人はモデルをやってそうな程の整った顔をしていた。
「あの、これ笹島先生からです」
あたしはさっと下を向いたままプリントを差し出した。
掛けていた眼鏡がずり落ちそうでそっと直す。
「そっか。わざわざありがとね」
そう爽やかに言ってあたしからプリントを受け取ったのは、クリーム色の髪をふわふわと遊ばせた爽やかイケメンだった。
「はい、これは翔一のね」
「サンキュ。それにしても笹島のヤツ、早速一年をこき使ってんのか」
「僕らのときもだったね〜」
爽やかイケメンからプリントを受け取ったのは黒髪細目のイケメン。
ちょっとキツめの顔をしているがその近寄りがたい感じがまた雰囲気を醸し出していた。
先輩方の熱い視線も感じるのでやっぱりモテるんだろう。
はぁ、早く帰りたいのに……。
あたしはため息をつきながらとある教室へと向かう。
さすがに入学して二ヶ月しか経ってない状態で上級生のクラス行くのはハードル高くないだろうか。
担任である笹島先生に渡されたプリントを恨めしく眺めた。
目的のクラスにたどり着くも、声をかけるのをためらい入口でうつむきながら立ちすくむ。
「あれ〜、君見ない顔だね? 新入生?」
「えっと……」
声をかけてきたのは手前の席に座っていた男の先輩だった。
「笹島先生に犬飼先輩と周防先輩にプリント渡すように頼まれて……」
「あ〜、そういうこと。守〜、翔一〜」
先輩は教室全体に聞こえる声で彼らを呼ぶ。
あ、別に呼ばなくてもよかったのに。
呼ばれてひょっこり顔を出した二人はモデルをやってそうな程の整った顔をしていた。
「あの、これ笹島先生からです」
あたしはさっと下を向いたままプリントを差し出した。
掛けていた眼鏡がずり落ちそうでそっと直す。
「そっか。わざわざありがとね」
そう爽やかに言ってあたしからプリントを受け取ったのは、クリーム色の髪をふわふわと遊ばせた爽やかイケメンだった。
「はい、これは翔一のね」
「サンキュ。それにしても笹島のヤツ、早速一年をこき使ってんのか」
「僕らのときもだったね〜」
爽やかイケメンからプリントを受け取ったのは黒髪細目のイケメン。
ちょっとキツめの顔をしているがその近寄りがたい感じがまた雰囲気を醸し出していた。
先輩方の熱い視線も感じるのでやっぱりモテるんだろう。