先輩(男)×2がベッタリすぎて困ります!!
ほぇ〜、二年生にこんなイケメンがいたなんてね。


と思ったのもつかの間。


とある用事を思い出してハッとする。


いけない、こんなことしてる場合じゃないんだった。


目的を達成したのでさっさと帰ろうと踵を返すと、腕を掴まれた。


何事?と振り返るとその腕の主は爽やかイケメン先輩だった。



「あの、何でしょうか……?」


「君、コンタクトにした方が可愛いよ?」



爽やかイケメン先輩はそっと眼鏡に手をかける。


まずい……!


あたしは思わずその手を振り払ってしまった。



「あ、あのごめんなさい! あたし急いでるのでこれで失礼しますっ」



ダッシュであたしは上級生のクラスを後にした。


あぶなかったぁ〜!


あたしは眼鏡がズレていないことを確認してほっとしたのだった。

< 2 / 10 >

この作品をシェア

pagetop