先輩(男)×2がベッタリすぎて困ります!!
痛い。
ものすごく痛い。
女子達からの視線が。
逃げることに失敗したあたしは仕方なく先輩達と肩を並べて歩く。
数歩下がって歩こうもんなら肩を組まれてしまうのでしょうがなく、しょーがなく隣を歩いている。
学校の外へ出てやっと大量の視線から逃れるかと思いきや、下校時間真っ只中のためで女子達の視線から逃れることが出来なかった。
しっかしやっぱりこの二人相当モテるんだろうなぁ。
春香の話だとそれぞれにファンクラブがあるらしいし。
かっこいいのはわかるけどまさかそこまでとは……。
しかも道行く人が皆振り返り顔を赤く染めている。
ここまでくると一種の攻撃じゃん。
目からビームでも出してるんじゃないだろうか。
ビームの色はピンクかな。
なんて妄想を二人の横顔を見ながら脳内で繰り広げていると犬飼先輩と目が合った。
「何? もしかして見惚れてた?」
「違います」
あなた達がビームを出す妄想してましたなんて言えるはずもなく……。
「そっかぁ。残念」
犬飼先輩はそんな心にもなさそうなことを言いながらわざとらしく肩を落とした。
ものすごく痛い。
女子達からの視線が。
逃げることに失敗したあたしは仕方なく先輩達と肩を並べて歩く。
数歩下がって歩こうもんなら肩を組まれてしまうのでしょうがなく、しょーがなく隣を歩いている。
学校の外へ出てやっと大量の視線から逃れるかと思いきや、下校時間真っ只中のためで女子達の視線から逃れることが出来なかった。
しっかしやっぱりこの二人相当モテるんだろうなぁ。
春香の話だとそれぞれにファンクラブがあるらしいし。
かっこいいのはわかるけどまさかそこまでとは……。
しかも道行く人が皆振り返り顔を赤く染めている。
ここまでくると一種の攻撃じゃん。
目からビームでも出してるんじゃないだろうか。
ビームの色はピンクかな。
なんて妄想を二人の横顔を見ながら脳内で繰り広げていると犬飼先輩と目が合った。
「何? もしかして見惚れてた?」
「違います」
あなた達がビームを出す妄想してましたなんて言えるはずもなく……。
「そっかぁ。残念」
犬飼先輩はそんな心にもなさそうなことを言いながらわざとらしく肩を落とした。