溺愛執事と極上生活
「あ…風葉様…口唇離さないで?」
「口は…ここでは…/////」
「でも、キスしていいか聞きましたよ?」
「いや、まさか、口にとは思わなくて…」
毅登は、基本的に風葉に聞いてから行動を起こす。
“~していいですか?”“~したいです!”“~させてください!”と言う風に。
しかし、時々想いが噛み合わない時がある。
今回もそうだ。
でも毅登の言質をとった物言いに、風葉は何も言い返せなくなるのだ。
「━━━━━━風葉様、もう一回したいです」
「も…ここでは…/////」
「じゃあ、頬や額や手の甲は?」
「それも、ここでは…
そ、それに、亜嵐さんが待ってるだろうし…」
「………かしこまりました」
「ご、ごめんなさい…」
「いいえ!風葉様が謝ることではありませんよ!
僕が、日に日にワガママになってるだけです。
風葉様と想いが通じ合えたことが、あまりにも嬉しくて………!
風葉様が好きすぎて、こんな風に触れていないと死にそうになるんです…」
「毅登さん…」
「風葉様、参りましょう」
しかし毅登は、風葉が嫌がることはしない。
風葉に対する忠誠心は、誰よりも強い。
手を繋ぎ校舎を出ると、亜嵐が待っていて沢山の生徒に囲まれていた。
「凄い…」
「風葉様。
あれ、無視して帰りますか?」
「あ、あれって……(笑)」
「とりあえず、車を回しますね!
何かありましたら、ご連絡を!」
「はい」
毅登が駐車場へ行き、残された風葉は亜嵐をボーッと見ていた。
(モテモテだ…!)
すると、亜嵐のつけていたネックレスが夕日に反射して光った。
「ん?あの、ネックレス……何処かで……
……………
……………あ…!お母さんが作ってた、クローバーのハンドメイド!!
でも、なんで…?」
そのネックレスは、葉月は“風葉に”プレゼントしたハンドメイドのネックレスだ。
『世界に三つだけのネックレスよ!』
風葉の父親と葉月と、風葉の三人しか持ってないネックレス。
「え?え?」
やっと亜嵐が気づき、風葉の方に駆けてくる。
「お疲れ!」
「遅くなってごめんなさい」
「ううん~
あいつは?」
「あいつって……毅登さんですか?」
「うん、あれ」
「フフ…ハハッ!!」
「え?なんで、笑うの?」
「だって/////二人とも、同じこと言うから!
お互いに“あれ”って」
目尻の涙を拭いながら笑う、風葉。
「……/////
なぁ…名高を置いて、このままどっか行こ?」
亜嵐はそんな風葉の手を掴み、引き寄せた。
「口は…ここでは…/////」
「でも、キスしていいか聞きましたよ?」
「いや、まさか、口にとは思わなくて…」
毅登は、基本的に風葉に聞いてから行動を起こす。
“~していいですか?”“~したいです!”“~させてください!”と言う風に。
しかし、時々想いが噛み合わない時がある。
今回もそうだ。
でも毅登の言質をとった物言いに、風葉は何も言い返せなくなるのだ。
「━━━━━━風葉様、もう一回したいです」
「も…ここでは…/////」
「じゃあ、頬や額や手の甲は?」
「それも、ここでは…
そ、それに、亜嵐さんが待ってるだろうし…」
「………かしこまりました」
「ご、ごめんなさい…」
「いいえ!風葉様が謝ることではありませんよ!
僕が、日に日にワガママになってるだけです。
風葉様と想いが通じ合えたことが、あまりにも嬉しくて………!
風葉様が好きすぎて、こんな風に触れていないと死にそうになるんです…」
「毅登さん…」
「風葉様、参りましょう」
しかし毅登は、風葉が嫌がることはしない。
風葉に対する忠誠心は、誰よりも強い。
手を繋ぎ校舎を出ると、亜嵐が待っていて沢山の生徒に囲まれていた。
「凄い…」
「風葉様。
あれ、無視して帰りますか?」
「あ、あれって……(笑)」
「とりあえず、車を回しますね!
何かありましたら、ご連絡を!」
「はい」
毅登が駐車場へ行き、残された風葉は亜嵐をボーッと見ていた。
(モテモテだ…!)
すると、亜嵐のつけていたネックレスが夕日に反射して光った。
「ん?あの、ネックレス……何処かで……
……………
……………あ…!お母さんが作ってた、クローバーのハンドメイド!!
でも、なんで…?」
そのネックレスは、葉月は“風葉に”プレゼントしたハンドメイドのネックレスだ。
『世界に三つだけのネックレスよ!』
風葉の父親と葉月と、風葉の三人しか持ってないネックレス。
「え?え?」
やっと亜嵐が気づき、風葉の方に駆けてくる。
「お疲れ!」
「遅くなってごめんなさい」
「ううん~
あいつは?」
「あいつって……毅登さんですか?」
「うん、あれ」
「フフ…ハハッ!!」
「え?なんで、笑うの?」
「だって/////二人とも、同じこと言うから!
お互いに“あれ”って」
目尻の涙を拭いながら笑う、風葉。
「……/////
なぁ…名高を置いて、このままどっか行こ?」
亜嵐はそんな風葉の手を掴み、引き寄せた。