こじれた俺の愛し方
会えなくて
ところが、ある日からナツは俺の前に姿を現さなくなった。
連絡も付かず、電源も切れたまま。
ナツの家も詳しく知らない俺は、どうすることもできずに待つしかなかった。
ナツを信じたい。
しかし、しばらく連絡もなく俺にも会いに来ないなんて、こんなことは今まで無かった。
だとすれば、ナツは俺のもとから逃げたとしか考えられない。
信じたい気持ちと裏切られたのだろうという諦めは、俺の中で次第に怒りに変わる。
ここまでの怒りは初めてだった。
今まで近付いてきた人間はすぐに俺のもとから去っている。
しかしナツは俺を理解しようとしてくれ、そばにいようとしてくれた。
俺はナツをなぜか気に入り、縛り付けたいとまで思っていた。
それなのに、今さらになって!
今度ナツに会った時には、絶対に逃げられないようにしてやる…!!
俺は、もちろんナツの通う学校や行きそうな店や場所に、時間を作っては行ってみた。
いつになったら会える…?
このまま自分は忘れられてしまうのではないかと何度も思った。
焦りばかりが募りながら、会わなくなって約一週間。
ナツの通う学校の近くで、とうとうナツを見つける。
連絡も付かず、電源も切れたまま。
ナツの家も詳しく知らない俺は、どうすることもできずに待つしかなかった。
ナツを信じたい。
しかし、しばらく連絡もなく俺にも会いに来ないなんて、こんなことは今まで無かった。
だとすれば、ナツは俺のもとから逃げたとしか考えられない。
信じたい気持ちと裏切られたのだろうという諦めは、俺の中で次第に怒りに変わる。
ここまでの怒りは初めてだった。
今まで近付いてきた人間はすぐに俺のもとから去っている。
しかしナツは俺を理解しようとしてくれ、そばにいようとしてくれた。
俺はナツをなぜか気に入り、縛り付けたいとまで思っていた。
それなのに、今さらになって!
今度ナツに会った時には、絶対に逃げられないようにしてやる…!!
俺は、もちろんナツの通う学校や行きそうな店や場所に、時間を作っては行ってみた。
いつになったら会える…?
このまま自分は忘れられてしまうのではないかと何度も思った。
焦りばかりが募りながら、会わなくなって約一週間。
ナツの通う学校の近くで、とうとうナツを見つける。