君と私の秘密
あの喧嘩の日から1ヶ月が経とうとしていた。
あれから私は毎日しがみつかれていた。
いや、迷惑では無いと言ったよ。
いったけども…なぜ毎日?
極たまに机に突っ伏して寝ていることもあるが、基本は私の腕にしがみついている。
そして、今日も零斗くんは私の腕にしがみついている。
「えー、では、今日のホームルームは席替えをします。」
席替え?ということは零斗くんとは離れるのか。
そう思うとなんだか寂しくも思えた。
ん?寂しい?寂しいってなに?
嬉しいの間違いでしょ私。
先生は着々と席替えの準備を始めた。
「零斗くん零斗くん、起きて。席替えだよ。」
「う?席、替え?なにそれ?」
「今の場所から違う場所に席を移動させるの。隣の人も変わるの。」
「ふーん。俺らには関係ないな。」
そういうなりまた零斗くんはしがみついて寝てしまった。
ちょっと!関係あるから!
寝るなーー!
「はい、では紙を回すので名前を書いてくださいね。あ、葵葉と塩野は書かなくて結構。2人席替えなしですので。」
え!?なに!?どいうこと!?
周りの女子たちもザワザワしていた。
私の脳内がパニックになっている中、1人の女子が先生に問いかけた。
「先生、どうして2人はしないんですかー?そんなのおかしいです。私たちだって零斗くんの隣になりたいです。」
なんか、サラッとすごいこと行ったよこの子!
ってそこは置いといて、そうだよ!
なんでないの!
私は先生の返事を待った。
「いや、そのだな、塩野は日が苦手らしくてな。それで、席はもともと固定にするつもりだったんだが、隣が変わるのがやだと言われてしまってな。どうしても葵葉が良いと駄々を捏ねられ、仕方なくという訳だ。」
は!?先生なに折れてんの!?
ほら、睨まれてる睨まれてる!
私は女の子たちにしっかりと睨まれていた。
この状況を作った当の本人はスヤスヤと気持ちよさそうに寝ている。
だが、困っている自分と、ほっとしている自分がいた。
不満を持った人もいる中、席替えは行われた。
ワイワイと席替えが行われるなか、私は零斗くんを見つめていた。
もし、普通に席替えしていたらどうなってたんだろ?
零斗くんは違う女子の隣で同じようにしがみついて寝ていたのだろうか?
少しチクッと胸が痛んだ。
それはやだな…。
そこまで考えてハッとする。
やだってなに?
なんでいやなの?
分からない。分からないけど嫌だとはっきり思った。
「では、席替えがわりましたので次のことをしたいと思います。次は10月31日行われる体育祭の出場種目と11月の1.2日に開催される文化祭の出し物を決めていたいと思います。」
そっか今月体育祭か。
運動が大嫌いな私には最悪の行事だ。
「えーと、まず出場種目を決めます。塩野に関しては日光が苦手ということで保健の仕事をしてらう。」
ずる。私もそっちに回りたい。
「では、出たい種目で手を挙げてくれ。」
絶対リレーとか出たくないんだけど。
てことで、私は綱引きと玉入れに出場することになった。
咲恵は、走るの大好きだからリレー系の種目を選んでいた。
「では、次。文化祭の出し物を決めます。案がある人は挙手お願いします。」
たこ焼き、クレープ、お化け屋敷、メイドカフェ、ミックスジュース等、色々な意見を出し合った。
その結果、ミックスジュース屋さんをやることになった。
「全て決まりましたので皆さん準備等よろしくお願いします。では、これで授業終わります。」
はぁ、終わった。
「零斗くん起きて。昼休みだよ。」
「ん〜。おはよう。」
「はい、おはよう。じゃなくてご飯行くよ。」
「おう。」
食堂へ向かった。
「お待たせ!」
いらっしゃーいっと笑顔で迎えてくれる3人。
「なぁなぁ、みぃは何の種目に出ることにしたんだ?」
真樹が興味津々に聞いてきた。
「えっと、玉入れと綱引きだよ。」
「あれ?みぃちゃんはリレー系は出ないの?」
秋羅な不思議そうにしていた。
「いいのいいの!みぃはね、走るの大嫌いだから。てか、運動が嫌いなのよね?」
「うん。嫌い。」
なるほどーっと2人は頷いた。
「咲恵はなにでるの?」
「ん?秋羅と一緒の借り物競走とクラス対抗リレーと二人三脚だよ!」
そっかー!一緒に頑張ろうねな!っと秋羅は嬉しそうだ。
「零斗は?お前は何出んの?」
「保健の先生の手伝い。」
ずる!っと真樹と秋羅が声を揃え言った。
「しゃーねぇだろ。日光無理なんだから。じゃ、俺そろそろ行くわ。」
「おう、じゃーな!」
私もそろそろ行かなきゃ。
少しお喋りをして私もその場を後にした。
「私も行くね!バイバイ!」
「なに、また調べ物?知恵熱とか出さないようにね〜バイバイ!」
「出さないって!」
ははっと咲惠と笑った。
そして、今日もいつも通り資料室にて零斗くんの吸血が行われた。
その後も何も変わりなく終わっていった。
「では、帰りのHRです。 実行委員からお話があるそうなので聞いてください。」
ん?なんだろ?
告げられた内容は、明日から文化祭当日まで放課後に準備をしていくらしい。
そのため、残れる者は残って一緒に作業して欲しいとのことだった。
んーバイトの時間をずらせば残れるし手伝うか!
「ということなので、皆さん協力して頑張りましょう。では、終わります。」
それ合図にみんなゾロゾロと帰り始めた。
「みぃ、零斗くんお疲れ!2人とも明日からのこる?」
「私は残ろっかなって。バイトの時間ずらせば少しくらいいけると思うし。」
「みぃが残んなら俺も残る。」
「そっかそっか!んじゃ私も残る!」
こうして、私たち3人も一緒に手伝うことにした。
あれから私は毎日しがみつかれていた。
いや、迷惑では無いと言ったよ。
いったけども…なぜ毎日?
極たまに机に突っ伏して寝ていることもあるが、基本は私の腕にしがみついている。
そして、今日も零斗くんは私の腕にしがみついている。
「えー、では、今日のホームルームは席替えをします。」
席替え?ということは零斗くんとは離れるのか。
そう思うとなんだか寂しくも思えた。
ん?寂しい?寂しいってなに?
嬉しいの間違いでしょ私。
先生は着々と席替えの準備を始めた。
「零斗くん零斗くん、起きて。席替えだよ。」
「う?席、替え?なにそれ?」
「今の場所から違う場所に席を移動させるの。隣の人も変わるの。」
「ふーん。俺らには関係ないな。」
そういうなりまた零斗くんはしがみついて寝てしまった。
ちょっと!関係あるから!
寝るなーー!
「はい、では紙を回すので名前を書いてくださいね。あ、葵葉と塩野は書かなくて結構。2人席替えなしですので。」
え!?なに!?どいうこと!?
周りの女子たちもザワザワしていた。
私の脳内がパニックになっている中、1人の女子が先生に問いかけた。
「先生、どうして2人はしないんですかー?そんなのおかしいです。私たちだって零斗くんの隣になりたいです。」
なんか、サラッとすごいこと行ったよこの子!
ってそこは置いといて、そうだよ!
なんでないの!
私は先生の返事を待った。
「いや、そのだな、塩野は日が苦手らしくてな。それで、席はもともと固定にするつもりだったんだが、隣が変わるのがやだと言われてしまってな。どうしても葵葉が良いと駄々を捏ねられ、仕方なくという訳だ。」
は!?先生なに折れてんの!?
ほら、睨まれてる睨まれてる!
私は女の子たちにしっかりと睨まれていた。
この状況を作った当の本人はスヤスヤと気持ちよさそうに寝ている。
だが、困っている自分と、ほっとしている自分がいた。
不満を持った人もいる中、席替えは行われた。
ワイワイと席替えが行われるなか、私は零斗くんを見つめていた。
もし、普通に席替えしていたらどうなってたんだろ?
零斗くんは違う女子の隣で同じようにしがみついて寝ていたのだろうか?
少しチクッと胸が痛んだ。
それはやだな…。
そこまで考えてハッとする。
やだってなに?
なんでいやなの?
分からない。分からないけど嫌だとはっきり思った。
「では、席替えがわりましたので次のことをしたいと思います。次は10月31日行われる体育祭の出場種目と11月の1.2日に開催される文化祭の出し物を決めていたいと思います。」
そっか今月体育祭か。
運動が大嫌いな私には最悪の行事だ。
「えーと、まず出場種目を決めます。塩野に関しては日光が苦手ということで保健の仕事をしてらう。」
ずる。私もそっちに回りたい。
「では、出たい種目で手を挙げてくれ。」
絶対リレーとか出たくないんだけど。
てことで、私は綱引きと玉入れに出場することになった。
咲恵は、走るの大好きだからリレー系の種目を選んでいた。
「では、次。文化祭の出し物を決めます。案がある人は挙手お願いします。」
たこ焼き、クレープ、お化け屋敷、メイドカフェ、ミックスジュース等、色々な意見を出し合った。
その結果、ミックスジュース屋さんをやることになった。
「全て決まりましたので皆さん準備等よろしくお願いします。では、これで授業終わります。」
はぁ、終わった。
「零斗くん起きて。昼休みだよ。」
「ん〜。おはよう。」
「はい、おはよう。じゃなくてご飯行くよ。」
「おう。」
食堂へ向かった。
「お待たせ!」
いらっしゃーいっと笑顔で迎えてくれる3人。
「なぁなぁ、みぃは何の種目に出ることにしたんだ?」
真樹が興味津々に聞いてきた。
「えっと、玉入れと綱引きだよ。」
「あれ?みぃちゃんはリレー系は出ないの?」
秋羅な不思議そうにしていた。
「いいのいいの!みぃはね、走るの大嫌いだから。てか、運動が嫌いなのよね?」
「うん。嫌い。」
なるほどーっと2人は頷いた。
「咲恵はなにでるの?」
「ん?秋羅と一緒の借り物競走とクラス対抗リレーと二人三脚だよ!」
そっかー!一緒に頑張ろうねな!っと秋羅は嬉しそうだ。
「零斗は?お前は何出んの?」
「保健の先生の手伝い。」
ずる!っと真樹と秋羅が声を揃え言った。
「しゃーねぇだろ。日光無理なんだから。じゃ、俺そろそろ行くわ。」
「おう、じゃーな!」
私もそろそろ行かなきゃ。
少しお喋りをして私もその場を後にした。
「私も行くね!バイバイ!」
「なに、また調べ物?知恵熱とか出さないようにね〜バイバイ!」
「出さないって!」
ははっと咲惠と笑った。
そして、今日もいつも通り資料室にて零斗くんの吸血が行われた。
その後も何も変わりなく終わっていった。
「では、帰りのHRです。 実行委員からお話があるそうなので聞いてください。」
ん?なんだろ?
告げられた内容は、明日から文化祭当日まで放課後に準備をしていくらしい。
そのため、残れる者は残って一緒に作業して欲しいとのことだった。
んーバイトの時間をずらせば残れるし手伝うか!
「ということなので、皆さん協力して頑張りましょう。では、終わります。」
それ合図にみんなゾロゾロと帰り始めた。
「みぃ、零斗くんお疲れ!2人とも明日からのこる?」
「私は残ろっかなって。バイトの時間ずらせば少しくらいいけると思うし。」
「みぃが残んなら俺も残る。」
「そっかそっか!んじゃ私も残る!」
こうして、私たち3人も一緒に手伝うことにした。