Departure in the late teens
そして翌日の夜 明日和はまた 同級生の友達、辰田(たつた)の家で飲みながら ちあきのことを話していた。


辰田
(ふ〜ん、で、 その年下の お姉ちゃんと知り合ったから彼女にでもしようと思ってるの?(笑)

明日和(いやぁ、それはない。そんなこと全く考えてないよ!)


辰田(いやいや、わからんなぁ(笑)
(だって とりあえず CD返すってことでもう一回 会う訳だろ?)

(そうやって その後もまた 会うことになったりしてだなぁ(笑)


明日和(そこなんだけど、、、いつ会って渡すのか?って話しだよな?)


辰田(そりゃあ また 店に行くなりして いいお客さんになりながら 返してこればいいがや(笑)


同級生、竜也(りゅうや)
(ハハハハハ!ホントにそうなりそう!!)


明日和(たわけ!! 誰がいい客になるか!! 常連客になるほど金持ってないし そんなの嫌だわ!!)


辰田(ハハハハハ!! でも ちょっと携帯見せて)

明日和(んん? はい。。)


辰田は明日和の携帯の裏に貼られたプリクラを眺めながら

辰田(ちえっ。 なんだかんだ かわいいわな!)

(明日和の女になったら 少し癪だな(笑)

竜也(プ、ハハハハ!! )


明日和(そんなことは無いと思うけど もしそんなことが起きたら自慢してやるよ(笑)


辰田(ふ〜ん。自慢されても なんにも悔しくありませ〜ん(笑)

(だって 飲み屋のお姉ちゃんと仲良くなって結婚しても苦労しそうだし〜)

竜也(プ、ハハハハ!)


明日和(りゅうやん! 笑ってばかりいるけど あんたこそ彼女くらいつくらなあかんて!!)

辰田(いやあ!! 彼女がいない明日和にも言われたくないって!(笑)

三人(ギャハハハハハ!!)

と、こんな感じでガヤガヤと三人で飲んでいて0:00近くなった頃、


ピコン. . .⭐︎


明日和(ん!?)

辰田(おおっと! 呼び出しメールがきましたかぁ?(笑)


明日和(・・・・・・。)



辰田(なにぃ? なんだったの?)


明日和(・・・・・。今日は何してるの?だって。)


辰田、竜也(ギャハハハハハハ!!)

辰田(やっぱり きたがや!!)

( 行ったれ!行ったれ!僕が君を迎えに行くよ!大好きだよ!って(笑)


明日和(おまえなぁ!!言い方も考え方も いやらしすぎるわ!!(笑)

辰田、竜也(ギャハハハハハハ!!)



そして、結局、0:30過ぎに前日と同じブティック前の駐車スペースで待っていた。


ちあき(おつかれ〜⭐︎⭐︎⭐︎)

明日葉(おつかれ。)
(良かったね!また今日も飲んでて!)


ちあき(うん⭐︎(笑) ホント 君に ありがとうだわ(笑)


明日和(まあ、ちょうどCD返すのにも良かったしね! )

(まさか、また今度ってのが昨日の今日になるとは思わんかったよ!)


ちあき(キャハハハ⭐︎ちあきツイてるね♡⭐︎)

明日和(無理矢理ツイてるね(笑)


ちあき(無理矢理じゃないよぉ!君だってホントは わたしに会いたかったんじゃないの?(笑)

明日和(・・・・・、 そんなことはない。)

ちあき(うわっ!! 感じわるぅ!!)

(女の子に対して そんな言い方ないじゃん!! )


明日和(ハハハハハ! うそ うそ!ホントは少しだけだけど会いたかったかも!(笑)


ちあき(つっ!!君やっぱり 感じ悪い大将だわ!!)

明日和(そんなことないって〜、こうやって ちゃんと迎えに来てあげたし〜(笑)


ちあき(はい、どうぞ。君は今日も迎えに来てくれたから 今日は わたしのお気に入りのカフェオレあげる!)

明日和(お、桃天も用意しといたけど カフェオレ さんきゅ〜!)

ちあき(あと。。。)

ペタ. . .

ちあきはルームミラーの隅の方にも自分のプリクラシールを貼り付けた。

ちあき(キャハハハ⭐︎)

明日和(え・・・・・。)

ちあき(いいでしょ⭐︎!!君、どうせ今は彼女いないんだし〜⭐︎)

(貼っときなさいって⭐︎(笑)


明日和(もし剥がれちゃったら?)


ちあき(剥がれちゃったらって、またその感じ悪い言い方!!)

(文句を言わずに貼っとけばいいの!!(笑)


明日和(まったく ちあきちゃんの勢いには敵わん(汗)(笑)


ちあき(キャハハ⭐︎それでよし⭐︎それでよし⭐︎)


(ところでさぁ、今日わたし 晩御飯食べないで出勤してて お腹空いてるから 何か食べにいこうよ⭐︎)

明日和(んん、、、自分はお腹空いてないけど、、(ねッ⭐︎いいじゃん♡行こうよ♡)ちあき


明日和(・・・・・ 、 分かったよ。)

(で、何処に行く?)

ちあき(あのね、わたしの家に向かう時に中華料理店あるでしょ?あそこの中華飯 すっごく美味しいの♡)

(だから そこ行こうよ♡⭐︎)


明日和(りょーーかい。。。)


お腹が空いてる訳でもなく食べる中華飯だったけど 確かに この店独自の美味しさがあったのは 確かだった!


ちあきは とっても満足そうに ニコニコして食べていた。

そして会話をしていても どこか影のあるような雰囲気も感じさせながら。

食事が終わったあとは やはり昨日と同じ駐車場まで送ると お別れする時に


ちあき(そういえばhideのCD、このまま君の車にのせといていいからね⭐︎ わたしもう一枚 家に保存用あるし(笑)

(だから このまま いつでも聴けるようにしといてよ⭐︎)


明日和(は!?)

(なにそれ!!)


ちあき(なにそれじゃなくてさぁ。。またね!⭐︎(笑)


明日和(あ、ああ。。。 また。)



ちあき(今日もありがとね。おやすみ、、、)


明日和(おやすみ、、、。)



また今日も別れ際に ちあきの雰囲気が 落ち込むような印象を受けた。

明日和は ちあきが歩いて帰っていく先を あえて目で追わず車を走らせ去った。


明日和((CDは結局 この車にのせたままになったけど、あの子 これから こうやって迎えにきてほしいってことか?(汗))

((さすがに アッシー生活はゴメンだぞ(汗))

((どこかで 自然に 返して 関わらないようにした方が良さそうだよな。))




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