逃げても逃げても追いかけてくるの
「星名さんとこのお子さんよね。」
「どうしたのかしらね」……

魅神橋には島の人が数人集まっていて
その中に翔もいた。

「翔……!」

「架乃……」

私は大慌てで翔に駆け寄った。

「はぁ……はぁ……っ、
何があったの!?桃が、って……」

「あぁ、あれ……」

翔が指差す先は魅神橋の頂上。

「……っ」

そして私は絶句した。
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