逃げても逃げても追いかけてくるの

「何?魅酔の日にふれあ達が外出たから
桃が殺されたって言うの……っ!?」

「……」

「翔!あんたまじでそう思ってんの!?」

「ふれあ。」

その時。

陽介がそっと
半狂乱状態のふれあの肩に手を置いて言った。

「俺も……、そう思う」

「はぁ!?ジャミガミ様なんか!
魅酔の日なんか!
島の人が作った嘘だって
言ってたじゃん、みんな!」

「……」
< 129 / 670 >

この作品をシェア

pagetop