逃げても逃げても追いかけてくるの
そこでやっと

「はぁ……っ、はぁ……っ、」

自分の息が上がっている事にも気付いた。

呼吸を整えて、掛け布団を足で蹴りたくり、
ベッドから立ち上がると、

頭がガンガンとして、さらには目眩まで。

グラングランと、平衡感覚が無く、
まるで自分の体が自分のものではない
みたいな感覚に陥った。

あれ……私…




‪”‬いつ寝た……?‪”‬





過ぎった疑問は気色が悪い。

衝撃的すぎる夢の内容に
私は混乱していた。
< 150 / 670 >

この作品をシェア

pagetop