逃げても逃げても追いかけてくるの
「ねぇ…、私達……公園にいたよね……?
桃が、魅神橋で遺体で見付かったって聞いて、魅神橋行って、そしたらみんなと会って、
みんなで……、公園にいた、よね?」

凛がゆっくりと状況を
整理するように話し出し、私達は
それになんの反論もなく、静かに頷いた。

「あれ……優斗は?」

そこで教室内を見回して
まだ5人しか揃っていない事に気付き、
ハッとする。

「まだ…来てない」

「……っ」
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