逃げても逃げても追いかけてくるの
嫌な予感は多分……

みんなしている。

「ねぇ!大丈夫!?なんかさ……っ
夢の中で優斗……
あの化け物に捕まってなかった……?」

ふれあが堰を切ったように
そう言って立ち上がった。

そうだ……。

あんな…夢を見た後。

優斗がいないこの状況は
不安しか募って来ない。

「っていうかあれってほんとに夢!?
ふれあ、家帰って、寝た記憶ないんだけど!」

やっぱり…

家に帰った、記憶がないのは
寝た、記憶がないのは

私だけじゃなかったんだ……
< 159 / 670 >

この作品をシェア

pagetop