逃げても逃げても追いかけてくるの
「凛のせいじゃない…。
分かってるよ。凛が誰よりも魅酔の日を
守ってきたって、みんな知ってるから…」

真面目な凛の事。

ふれあとか陽介みたいに
おもしろがって外に出よう、とか
そうゆう事はしてこなかっただろう。

私は凛の隣に移動して、
震える凛の背中に手を添えた。

「そもそも、あの日は私達全員
なんか色々おかしかったよ。
4日だって、誰も気付かなかったし、
と、いうか約束したあの日からずっと…。
だから
凛が責任感じる必要ないって…っ」

「…うぅ、」

「そうだよ凛、
泣くとかお前らしくねぇじゃん!」

続けて陽介もそう言って凛に歩み寄る。
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