逃げても逃げても追いかけてくるの
背後から

「いってぇ……、この馬鹿力…」

なんて声が聞こえたけれど気にせず私は

「馬鹿は余計ー!」と叫び、
魅神橋に足を踏み入れ、先に進む。

「あ、暗いんだから気を付けて渡れよー」

そしてすかさずいつもの注意喚起を受ける。

授業中寝たり、いつもボーとしてる翔だけど、
案外しっかりしている。

成績だって、私達7人の中では1番いいし。

いつのまに勉強してるんだか。
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