逃げても逃げても追いかけてくるの

そんな中…

((やっ……と、、見つけた…っ
これ……でやっ、、と……っ、やっと……!
この島…から……出られる……っ))…

脳裏を過ぎったその声に…

一瞬だけ心臓が軽くなった瞬間があった。

あ…

「いわ……」

「岩…?」

ポロッと転がり落ちるように
出てしまった私の言葉に
隣で翔が首を傾げる。
< 581 / 670 >

この作品をシェア

pagetop