逃げても逃げても追いかけてくるの
あ…

そういえばあの子…

高校の…近くの道を走ってた…

あの辺…?

「翔…!とりあえず学校向かおう!」

私は立ち上がって翔の手を引っ張った。

「え?あぁ、そうだな…!
なんかよくわかんねぇけど時間が動く前に…
陽介達と合流した方が良さそうだな」

そうだ…。

凛と陽介、大丈夫かな…

大人にこの島の出口を聞く、というのは

私達が思っていた以上に、
危険な事だったのかもしれない。
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