逃げても逃げても追いかけてくるの
「え!?」
「なんだこれ…」

いきなり、まるで何かの電源が
作動したかのように、本当に急に。

岩が真っ二つに割れたのだ。

そして割れた先に見えるのは…

真っ直ぐと奥まで続く一本の道。

僅かに霧が漂っている。

「これ…っ、もしかして…」

一筋の光が見えたみたいだった。
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