逃げても逃げても追いかけてくるの
「ひゃぁ…っ!!!!!!」

その時だ。

凛が躓いて地面に滑り込むようにして
派手に転んでしまったのだ。

「「凛……!!」」

そう名前を呼んで、立ち止まった頃には
もう…遅かった。

いつの間に追い付いたのか
もうすでにジャミガミ様が

ニタァー、と、不敵に笑いながら
凛の髪の毛を掴んでいたのだ。
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