逃げても逃げても追いかけてくるの
「きゃ──────っ…!!!!」
そしてそのまま凛を引きずり回す。
そこで気付いた。
ジャミガミ様の動きが…
明らかに早く…そして
体が徐々に大きくなっている事に。
「凛…!!」
どうしよう…どうしたら…っ、、
ジャミガミ様の姿を見たら
たちまち、忘れようとしていた恐怖が
蘇ってきて、私はただ、凛!と叫びながら
その場に突っ立って居る事で精一杯だった。
けど陽介は違った。