逃げても逃げても追いかけてくるの

「いいから…!!行け!!」

「きゃ​──────っ…!!!!」

「でも…っ、、」

「さっさと走れ…!!逃げろ!!」

早く行け、と言わんばかりに
陽介は翔と私に向けて手を大きく払う。

そして近くに落ちていた木の棒を手に取った
陽介はそれでジャミガミ様を叩き始めるが、

その様子に気付いたであろう凛は

「よ…う、すけ…っ、
いいから…っ、陽介も…、早く逃げて……っ」
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