逃げても逃げても追いかけてくるの

「翔……っ、これって……!」

ずっと薄暗い森の中を走り続けて
やっと、遠くに小さな光が見え始めた。

「あぁ、海だ​……。」

海がもう、
すぐそこに……迫ってきている。

より一層、スピードを上げた私達は
光に向かって一目散に飛び込む。

「​───────っ」

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