逃げても逃げても追いかけてくるの

「架乃を守りたい、って思うのは
俺にとってはさ。全然…」

「……」

翔はそこで言葉を止めて、
崖の端でゆっくりとこちらを振り返る。

「……」









「​​───────​──変な事じゃないよ​」

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