逃げても逃げても追いかけてくるの



心に、穴が空いたみたいだった。

海の流れに身を任せるまま、

1人、赤い球体を超えた事も……

1人、ずっと迫り続けていた恐怖から
解放された事も……

全然……

嬉しくなかった​───────。
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