二次元の外には、予想外すぎる甘々懐妊が待っていました
もう間も無く、12月25日なろうとしている時間。
香澄はまたもや、あのスイートルームのソファに座らせられていた。
そして……。
「あの……涼先生……?」
「なあに?」
涼はと言えば、香澄を自分の膝の上に乗せて、ぎゅーっと背後から抱きしめて離れないまま。
「なあに、じゃないですよ!どうして私たち、またこのスイートルームに来ちゃったんですか!?せっかくみんなとパーティだったのに……」
「そう思ってたのは、香澄だけだよ?」
「え?」
「僕は最初から、ここで、君と2人きりで過ごすつもりだったからね。もちろん、あそこの全員は知っていたよ」
「えっ!?ど、どうして……」
「僕からの、サプライズプレゼント。というのもあるんだけど……」
「だけど?」
涼は香澄の肩に顔を沈めながら、こうぼそりとつぶやく。
「ずっと、未来に君を取られてるから……」
「そんなこと言っても、未来はまだ1歳なんですよ」
「分かってるんだ……未来には感謝してるんだよ……ここでできてくれたおかげで、君と結婚できたんだから」
涼の「ここで」という言葉に、妙に力が入っていたことに香澄は気づいたが、あえて気づかないふりをした。
「だったら」
「でも!……世界で1番君を愛してるのは、僕なんだよ、香澄」
「またそんなことを言って」
「本気だから」
「…………知ってますよ。こんな私を、ここまで愛してくれるのは……世界中どこ探しても、涼先生しかいませんよ」
「というわけで、早速……」
涼は、ひょいと香澄をお姫様抱っこしてしまう。
「えっちょっと!?涼先生!?」
「まずは、一緒にお風呂に入ろうか。僕が綺麗にしてあげるから」
「ちょ、ちょっと……そんなこと急に言われても」
「それから、また魔法のカクテルを頼んでもいいかな」
「でも、私ずっとお酒飲んでないから……」
「未来には、早く香澄のおっぱいから卒業してもらいたいと思ってたから丁度いい」
「何言ってるんですか、もう……」
「ああ……この胸も全部僕のものだけにしたいけど……」
涼は、香澄の頬にキスをしてから、耳元で囁き始める。
「ねえ、香澄」
「……くすぐったいです、涼先生」
「今日はさ……久々につけなくていいよね。アレ」
「そ、それって……」
「うん。未来に、弟か妹作ってあげよう」
香澄が未来を出産してから、どうにか隙間時間を作ってはお互い重なり合うことを忘れなかった2人ではあったが、基本的に涼は、避妊を心がけていた。
「いいんですか?未来にもこれからお金かかるのに……」
「僕が心配なのは、香澄の体と香澄を独り占めにできない時間だけど……後々のことを考えたら、ちょっとは我慢できるさ」
「後々?」
「兄弟がいれば、香澄がいなくても勝手に遊んでくれるだろ?」
「それだけのために赤ちゃん欲しいんですか?」
「まさか。君と、君が幸せだと思う三次元の幸せをたくさん作りたいからね。でないと……」
「え?」
「君は、すぐに二次元に戻ってしまうかもしれないからね。しっかり僕たちが君を三次元に繋ぎ止めておかなきゃ」
そう言うと、涼は香澄の唇を奪い始め、舌を絡ませる。
香澄もまた、涼の首に手を回して涼をしっかりと受け止める。
「香澄。忘れないでね。僕はいつだって、君には二次元じゃできないこと教えてあげたいんだから」
「はい。いっぱい教えてくださいね」
「だから、香澄」
「はい」
「……僕をモデルにしたリュウってキャラクターの設定ノートは、そろそろ持ち歩くのをやめてくれないか?」
「嫌です」
「どうして」
「お守りみたいなものですから」
「………………そういうことを言うなら、今日は一晩中お仕置きするから、覚悟してね」
涼はそのまま、香澄をバスルームの中に閉じ込めてからすぐ、香澄の衣服を剥ぎ取った。
香澄の中に新たな命がこの日宿ったのかは、神のみぞ知る……。
つづく?
香澄はまたもや、あのスイートルームのソファに座らせられていた。
そして……。
「あの……涼先生……?」
「なあに?」
涼はと言えば、香澄を自分の膝の上に乗せて、ぎゅーっと背後から抱きしめて離れないまま。
「なあに、じゃないですよ!どうして私たち、またこのスイートルームに来ちゃったんですか!?せっかくみんなとパーティだったのに……」
「そう思ってたのは、香澄だけだよ?」
「え?」
「僕は最初から、ここで、君と2人きりで過ごすつもりだったからね。もちろん、あそこの全員は知っていたよ」
「えっ!?ど、どうして……」
「僕からの、サプライズプレゼント。というのもあるんだけど……」
「だけど?」
涼は香澄の肩に顔を沈めながら、こうぼそりとつぶやく。
「ずっと、未来に君を取られてるから……」
「そんなこと言っても、未来はまだ1歳なんですよ」
「分かってるんだ……未来には感謝してるんだよ……ここでできてくれたおかげで、君と結婚できたんだから」
涼の「ここで」という言葉に、妙に力が入っていたことに香澄は気づいたが、あえて気づかないふりをした。
「だったら」
「でも!……世界で1番君を愛してるのは、僕なんだよ、香澄」
「またそんなことを言って」
「本気だから」
「…………知ってますよ。こんな私を、ここまで愛してくれるのは……世界中どこ探しても、涼先生しかいませんよ」
「というわけで、早速……」
涼は、ひょいと香澄をお姫様抱っこしてしまう。
「えっちょっと!?涼先生!?」
「まずは、一緒にお風呂に入ろうか。僕が綺麗にしてあげるから」
「ちょ、ちょっと……そんなこと急に言われても」
「それから、また魔法のカクテルを頼んでもいいかな」
「でも、私ずっとお酒飲んでないから……」
「未来には、早く香澄のおっぱいから卒業してもらいたいと思ってたから丁度いい」
「何言ってるんですか、もう……」
「ああ……この胸も全部僕のものだけにしたいけど……」
涼は、香澄の頬にキスをしてから、耳元で囁き始める。
「ねえ、香澄」
「……くすぐったいです、涼先生」
「今日はさ……久々につけなくていいよね。アレ」
「そ、それって……」
「うん。未来に、弟か妹作ってあげよう」
香澄が未来を出産してから、どうにか隙間時間を作ってはお互い重なり合うことを忘れなかった2人ではあったが、基本的に涼は、避妊を心がけていた。
「いいんですか?未来にもこれからお金かかるのに……」
「僕が心配なのは、香澄の体と香澄を独り占めにできない時間だけど……後々のことを考えたら、ちょっとは我慢できるさ」
「後々?」
「兄弟がいれば、香澄がいなくても勝手に遊んでくれるだろ?」
「それだけのために赤ちゃん欲しいんですか?」
「まさか。君と、君が幸せだと思う三次元の幸せをたくさん作りたいからね。でないと……」
「え?」
「君は、すぐに二次元に戻ってしまうかもしれないからね。しっかり僕たちが君を三次元に繋ぎ止めておかなきゃ」
そう言うと、涼は香澄の唇を奪い始め、舌を絡ませる。
香澄もまた、涼の首に手を回して涼をしっかりと受け止める。
「香澄。忘れないでね。僕はいつだって、君には二次元じゃできないこと教えてあげたいんだから」
「はい。いっぱい教えてくださいね」
「だから、香澄」
「はい」
「……僕をモデルにしたリュウってキャラクターの設定ノートは、そろそろ持ち歩くのをやめてくれないか?」
「嫌です」
「どうして」
「お守りみたいなものですから」
「………………そういうことを言うなら、今日は一晩中お仕置きするから、覚悟してね」
涼はそのまま、香澄をバスルームの中に閉じ込めてからすぐ、香澄の衣服を剥ぎ取った。
香澄の中に新たな命がこの日宿ったのかは、神のみぞ知る……。
つづく?