ぐーたらネコになってみたい!!☆私は貴方の腕の中で丸くなる☆
「美里は目標体重2キロ増やさはないと、食事管理も後健康診断も近いうちにやらないとな…」

っへ…何言って、体重?食事?健康診断?

意味分かんない!?

頭の中が?????だらけになってくる。

それに何故今度は呼び捨て!!

言葉が出て来ない。

そんな私に「まさか、もう食べられませんなんて言わないよな」

ニッコリ笑顔、なんかちょっと恐ろしい。

『美里!食べなくないの?』っえ…!イヤ〜あのー。今日子の寂しそうな顔。

『今日子違うよ、いくら美味しいカルビでもソロソロさっぱりしたタン塩とか、な。』


あーそーかーと手を打ちながら納得の顔、その隣でいつの間に旦那様はタン塩を注文していた。

そうではなくて…

「カルビ冷めるよ、美里」

『高藤、美里ちゃんはタン塩待ちだから』

あーそっだったと、私の前に新しいお皿を高藤さんは用意して、カルビの皿を自分の前に持っていった。

だからそうではなくて…限界なんですけど。

って言うかぁ…あなた何者ですか??

そんなこんなでタン塩にレモン汁をサッとかけ、私の前に用意された。

これも初チャレンジ、スーパーで見てますよ、見てるだけ。

今日子がじっと見つめてくる、私はまたいただきますをして、口にした。

「美味しそうに食べるな、見ているこっちまで嬉しくなるよ、……」

美味しそうに食べる?初めて言われたセリフ、でも超〜美味しいよ、宇宙まで行ったくらいだから。


普通なら喜ぶ言葉かも知れないけど、心が狭いのか…ちょっと切なくなってきた。

やっぱり場違い。

そんなふうに思いながら今日初めて高藤さんの顔を見た、イケメンの笑顔、私以外の女性が見たら卒倒もんだろう。

男なのに何故二重、まつ毛長!目はパッチリ、なんて羨ましい。

私は一重で目が小さく、まつ毛もすごく短い、高藤さんの顔を見るべきではなかった。

落ち込むなぁ…

心の中でため息全開。

???なんで落ち込む?なんでため息??私どうした??


いつまで私を見てますか?あなたのお肉が冷めますよ。

でもな〜んか心に引っかかることを言われたような??

なんだっけ??まぁ…気のせい?

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