ぐーたらネコになってみたい!!☆私は貴方の腕の中で丸くなる☆
ミルクの気もちがよく分かる、小さい口をこれでもかとクワーと欠伸をしながら、高級ソファでお腹丸出しでゴロゴロしてる。

おまえ中身は人か?それともどっかのオヤジ?

遠慮を知らないネコ、あなたが羨ましいよ!

部屋はいつでも過ごしやすい一定の温度。

もう本当に…天国。

キッチンも家電も私が知っているレベルが違いすぎて、最初は固まってばかりだったけど、やっと、やっと慣れてきた。

でも、料理は苦手。

私の食事はほぼ毎日納豆と卵焼きだけで生きてきたからなぁ…

高藤さんの料理はもう美味しくて、はぁ…なんだかなぁ~、いいのかなぁ…毎日これで。

高藤さんと一緒に生活をするようになって、食事は美味しく、楽しくするもだと思うようになってきた。

今まではとりあえず食べようか?てな感じだったから。

彼は医者だからだけど、食育を躾られてます。

こんな生活になれたら、貧乏暇なしな自分に戻れなくなる…ヤバいよーー!

でもそう思えば思うほど、心の奥の奥に何かが刺さったような僅かな痛みを感じた。

…ここは私のような人間には似合わない…

なんでだろう…どうしても…泣きたくなる。



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