ぐーたらネコになってみたい!!☆私は貴方の腕の中で丸くなる☆


 「っで、厄除けとか?いったの?」


 また痛い質問を…心の中で溜息を吐き出す。顔が引きつりそうよ。


 じっと見つめる田口さん!


 『行きましたよ…友達と…本当は厄除けなんて興味も無かったけど…』


 「おみくじは?私は結構好きなんだよね、っで、おみくじは??」


 もうォォー何でおみくじにこだわるのよ。イヤな汗でそう、冬なのに。


 私は、はぁぁーと天井を仰ぎ、ちょっとどうしようか?あのこと話そうか?なんて考え言葉を選ぶ。


 目の前のパスタをフォークでクルクルしながら。


 『実は私おみくじで、きよ…』と


 勇気を出して話そうとした瞬間!!



 「聞いてくださいょーーー」と大声の鈴木さん、大学生のカワイイ女のコ。


 二人で何事かとちょっと驚いたけど。


 「すっごく、超カッコイイ、イケメンが来たんですよーーー、この店に、普段年配者しかこない、この店にですよ!!!」


 熱く語ってる、彼女、鈴木さんは、大のイケメン好き、そして韓流大ファン。韓国へ留学のためにバイトを頑張っている。


 「なんで二人とも反応が薄いの?超イケメンですよ??分かってます?イケメンですよ。」


 うん、イケメンに会えて良かったね、って私達はこんな感じ。


 私はEXILEしか興味無い、田口さんはもともとイケメンに興味が無い。


 期待ハズレの私達を見て、はぁ~~と言いながら仕事に戻って行った。


 でも鈴木さんありがとうと、心の中で感謝した。イイタイミング、いや、助かりました。


 おみくじ…かぁぁ…


 やっぱり誰にも知られたくない


 あの日 おみくじは “ 凶 ”


 それに納得が出来なくて、二回目、三回目としかも全部 “ 凶 ”っだった。ありえない…


 どんなに落ち込んだことか。


 しかも恋愛だけが3枚とも同じ内容。


 ★一生離れることの出来無い異性とめぐり会えるべし、何事も諦めが肝心と出合いを受け入れよ★


 なにこれ…!


 ヤダね!!!受け入れないよ!


 気ままな独身!受け入れてたまるかぁぁぁーーー。


 


 “あなたなら、受け入れますか?”



 
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