Flower black ~Side Story~
変わらない君
__……半年後
流星は、徐々に勢力をあげていき、
今じゃほぼ流星に逆らうチームはいなくなっていた。
「憂羽!!」
でも、どれだけ強くなっても昴の根の優しさと強さは変わらなくて、変わらない笑顔を私に向けてくれることに、すごくホッとした。
「ごめん! 今日俺が誘ったのに遅れちゃって!」
「ううん、いいよ。……で、ごめん昴」
「ん? ……ってあれ? 妹?」
「そう……今日急遽親出かけちゃって……美羽1人になっちゃうから……
……ほら、美羽。挨拶して」
私は、私の影に隠れている妹の美羽を昴の前にさしだした。