色褪せて、着色して。~悪役令嬢、再生物語~Ⅲ
カイくんがシャワーから戻ってきて。
それぞれシャワーを浴びて、「おやすみ」と言い合って。
部屋に引き上げる。
客室に戻ると。
「マヒル様。念のため、この部屋には結界を張らせて頂きます。念のためですよ?」
「けっかい!? 何、バニラ結界張れるの?」
「結界と言っても、狭い範囲でしか出来ませんけどね」
と言うと、バニラが何やらブツブツと呟き始めた。
…結界って魔法じゃないのかな?
ベッドに座り込む。
ギシっと音が響いた。
「マヒル様、わたくし。元のサイズに戻りますわね」
とバニラが言えば、ぱっと目の前からバニラが消えた。
「便利だよね、妖精って」
「ベッドはマヒル様がお使いください。わたくしは適当に横になりますから」
か細い声でバニラの声が聞こえる。
暗くて、どこにいるのかわからない。
「わかった、ありがとう」
瞼が重い。
横になったとたん、勝手に瞼が落ちてきた。
疲れた…
とにかく、明日。考えられることは、考えなきゃ。
それぞれシャワーを浴びて、「おやすみ」と言い合って。
部屋に引き上げる。
客室に戻ると。
「マヒル様。念のため、この部屋には結界を張らせて頂きます。念のためですよ?」
「けっかい!? 何、バニラ結界張れるの?」
「結界と言っても、狭い範囲でしか出来ませんけどね」
と言うと、バニラが何やらブツブツと呟き始めた。
…結界って魔法じゃないのかな?
ベッドに座り込む。
ギシっと音が響いた。
「マヒル様、わたくし。元のサイズに戻りますわね」
とバニラが言えば、ぱっと目の前からバニラが消えた。
「便利だよね、妖精って」
「ベッドはマヒル様がお使いください。わたくしは適当に横になりますから」
か細い声でバニラの声が聞こえる。
暗くて、どこにいるのかわからない。
「わかった、ありがとう」
瞼が重い。
横になったとたん、勝手に瞼が落ちてきた。
疲れた…
とにかく、明日。考えられることは、考えなきゃ。