モブ女の私と太陽の君
入学式を終えてまた部屋に戻る。

海くんは友達と話していてパートナーについて話していた。

「海ーパートナーどうだったー俺まじ最悪かもー」
「はいはい。そんな事言わない」
「だってー静かな子なんだもーん俺まじで無理かもー」

やっぱり静かな子だと話しにくいのかも。しかも私の場合はプラスで昭和の子でしょ?海くんに今すぐ謝りたい。釣り合わないやつでごめんなさいって。




翌朝、私はいつもより遅く起きてしまった。どうしよう!髪の毛縛ってる時間もない!
ドタバタとしていると
「どうしたどうした」
と海くんが声をかけてくれる。
「寝坊ー!遅刻ー!わぁぁぁ!」
と急いでいると
「アッハッハッハッハッ!」
と大爆笑される。
「琥珀ちゃん、面白いね」
今のどこが面白いんだろう?

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