魔王様に溺愛されています
 そういえば、ストーリー内で、現魔王様であるクエル様の父親は幼いころに亡くしてるんだったかな…

 「…魔王様は大丈夫なの?」

 「難しいって…だから、魔王になるための勉強しなくちゃで忙しくなるんだ」

 「そっか…じゃあ、もう会えないのかな…」

 「そうかも…で、でも、いつか会えると信じてる」

 クエル様は、私の手を握り、笑顔で言って、またねーっと、去っていった。

 行っちゃった…これから、クエル様は一人になっちゃうんだよね…でも、学院には入るはずだから、入り方を神さまに聞こう。
 私は、神さまのもとに走って向かった。
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