魔王様に溺愛されています


 「制服…よく似合っている」

 「ありがとう…」

 「あぁ、今日からリーシアは寮生活かぁ…さみしいな」

 そう言いながら、スティナは私に抱きつき、頬をすり寄せてくる。いつものことだな…過保護になったなぁ

 「わふっわふっ」(行く時間だよ)

 エイルは私の裾を引っ張る。

 「じゃあ、行ってくる」

 「元気でなぁ、エイル、リーシアを守るんだぞ」

 「わふっ」(もちろん)

 スティナと別れ、エイルと森を抜ける。
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