魔王様に溺愛されています
 「まだ、目は覚めてないか…」

 「この子、大丈夫かな?」

 「心配だなぁ…」

 だれかの声がする…かあさま、とうさま…どこに行ったの?

 「かあさま!」

 「おっ、目を覚ましたかい?」

 「…だ…れ?ここどこ?」

 男の人は、横に座り、手を重ねてきた。

 「…?」

 「うん。意識ははっきりしているね。傷もなさそうだ。魔力も戻っているみたい…」

 男の人は何かしゃべっているみたい…助けて、くれたのかな…

 「私が、誰かだったね。みんなからは、神と呼ばれている」

 「かみさま…スティナさま…ですか?」

 「そうだよ。私のことを知っているんだね?それで、君は?」

 ㇲティナさま。かあさまが話してた、魔物と精霊の神様…

 私は、ベットから降りて、背筋を伸ばし立つ
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