魔王様に溺愛されています
 そんなことより席だ…よし!

 「お話し中、失礼します」

 「何?」

 ご令嬢方の視線が…すごくささる。

 「私、隣の席なので、座っても大丈夫でしょうか?」

 「どうぞ…」

 ふぅ、やっと、すわれた。というか、まだ、ご令嬢方いるし…

 「…、…」

 すごく視線を感じるような…

 「クエル様は…」

 「…ねぇ、君たち静かにしてくれないかな?」

 クエルは静かにそういった。

 「申し訳ございません。失礼します」

 ご令嬢たちは去っていった。あの、かわいかったクエルはどこへ…クールなクエルもかっこいいけど…
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