魔王様に溺愛されています
 学校に行く途中でもエイルは姿を現し、私のそばを離れない。姿、見せていて、大丈夫かな…すごく見られてる。魔物連れてるのが珍しいのだろう…普通は学校で契約するものが、もう連れているのが不思議なのだろう…

 「魔物?契約って、今日するって先生言ってたよね?」

 「うん。それに、あの子魔力ないんでしょう…どうやって」

 「学校の規定違反だったりしないの?」

 全部聞こえてます…この子は契約した魔物じゃないんですよね…

 (やっぱり、気配消したほうがよかったですか?)

 (もういいよ…しょうがない…)

 私は、エイルの頭を撫でた。
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