魔王様に溺愛されています
 「何ここ…ックシュン」

 ほこりが…本が壁にいっぱいある…隠し部屋?

 「エイル…これは」

 (わかりません…ただ、魔物、精霊、人間ではない何かの気配があったようです)

 「そう、ここなら、暴走に関するものがあるかも…」

 (僕も一緒に…)

 エイルは、私の後ろをついてくる。

 これも違う…これも…これは…

 私は、本の表紙のホコリをはらう。

 「ケホッケホッ…」

 ホコリ…すごいなぁ

 (その本は?)

 エイルが覗き込んでくる。
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