魔王様に溺愛されています
 「いいところに連れて行こう」

 「いいところ?」

 神さまの後をついていくと、泉の周りに精霊と魔物が集まっている

 魔物…たちだ。精霊も、静かだ…

 「ここは?」

 「聖なる泉…魔物と精霊が集い、休息の場所だ」

 「へぇ…きれいだね…」

 「あぁ、そうだな」

 でも、なんでだろう?みんな悲しそう…
 私は、泉に近づいた。

 「なんで、悲しそうなの?」

 魔物と精霊は一気にこちらを向いた。

 「リーシアだっけ?君は…」

 「スティナさまが連れてきた子」

 「ガルゥ…」

 
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