魔王様に溺愛されています

クエルとカイル

 エイルとリルをペンダントに入れ、私は、学校に向かった。

 「カイル様はどうしてこちらに?」

 「別にいいだろ…クエル様は?」

 「リーシアを待ってる」

 「そうですか…」

 …うん。なんか、すごくこれより先に進みたくないなぁ…

 「リーシア!おはよう」

 クエルが走ってくる。なんだろうこのかわいい生き物…

 「おはようございます。クエル、カイル殿下」

 「お、おはよう…」

 「クエル、ミシェルさんは?」

 「ん?教室じゃないですか?」
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