魔王様に溺愛されています
 精霊たちは、私の周りを飛び回り、魔物たちは、威嚇している。

 「…何か、悪いことしちゃったかな?」

 「大丈夫だよ。君たち、この子と仲良くするように…」

 神さまは私の前に立ち、そう言うと、魔物たちは森に戻っていった。

 「神さま?」

 「ん?どうした?」

 「たまにここに遊びにきていい?」

 「あぁ、この森は私の家のようなものだ。自由にするといい」

 「うん!」

 それから、私は、泉で遊ぶようになった。

 
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