僕と彼女と傷痕
一年後━━━━━━━
風吹と光弥は、共同経営でケーキ店をオープンさせた。
そして、出資者は玄匠。
風吹がケーキを作り、光弥が売り出す。
オープン初日。
オープン時間より前に、玄匠、武公、呂麻、里莉が来店してきた。
「風吹ー!」
「いらっしゃい!」
「君じゃないよ、風吹呼んでよ」
「フッ…まぁ、待てって!」
「ん?」
「それよりも!
どうやって、ふぶちゃんの親を説得した?
先週、久しぶりにオープンの報告もかねて会いに行ったら、言われたぞ?
二人の婚約を認めたってな!」
「いくらハイスペが苦手でも、誠実な男なら親ってのは受け入れるんだよ?
……………まぁ、後は…風吹本人の気持ちかな?」
「はぁ…そうなると、俺も認めざるをおえないじゃん!」
「当たり前でしょ?
君はただの!“共同経営者”なんだから!」
「あのなぁ━━━━━━!!」
「お待たせ~」
そこへ、ケーキを持った風吹が出てきた。
「━━━━玄匠くん!」
「え?これ……」
「お誕生日、おめでとう~!!」
オープン日。
玄匠の誕生日でもあるのだ。
風吹は、絶対この日にオープンしたいと懇願していた。
「風吹…
だから、この日にしたの?」
「うん!
風吹特製、誕生日ケーキだよ!
玄匠くんの為だけに考えた、オリジナルケーキ!
甘いものを好まない玄匠くんでも、美味しく食べられるケーキ!」
「………ありがとう…!
風吹、ありがとう!
大好き、大好きだよ!」
「うん!」
満面の笑みの玄匠に、風吹も微笑み返した。
ケーキを切り分け、みんなで食べる。
「美味しい、美味しよ!」
「美味しい!風吹」
「ほんとだ!美味しいー」
「みふぶちゃん、旨いよ!」
玄匠、里莉、呂麻、武公が、顔をほころばせて食べている。
その笑顔に、風吹も微笑む。
「ゲン、お前からも一言!」
「うん!
風吹。
本当に、ありがとう!
僕を好きになってくれてありがとう!
僕に、愛を教えてくれてありがとう!
これからも、風吹の傍にいるって誓うよ!
今度は僕が、風吹を守る!
幸せになろうね!二人で……!」
玄匠が、満面の笑みで言う。
風吹も、嬉しそうに微笑み…………
「はい!」
と、玄匠に抱きつき言った。
風吹と光弥は、共同経営でケーキ店をオープンさせた。
そして、出資者は玄匠。
風吹がケーキを作り、光弥が売り出す。
オープン初日。
オープン時間より前に、玄匠、武公、呂麻、里莉が来店してきた。
「風吹ー!」
「いらっしゃい!」
「君じゃないよ、風吹呼んでよ」
「フッ…まぁ、待てって!」
「ん?」
「それよりも!
どうやって、ふぶちゃんの親を説得した?
先週、久しぶりにオープンの報告もかねて会いに行ったら、言われたぞ?
二人の婚約を認めたってな!」
「いくらハイスペが苦手でも、誠実な男なら親ってのは受け入れるんだよ?
……………まぁ、後は…風吹本人の気持ちかな?」
「はぁ…そうなると、俺も認めざるをおえないじゃん!」
「当たり前でしょ?
君はただの!“共同経営者”なんだから!」
「あのなぁ━━━━━━!!」
「お待たせ~」
そこへ、ケーキを持った風吹が出てきた。
「━━━━玄匠くん!」
「え?これ……」
「お誕生日、おめでとう~!!」
オープン日。
玄匠の誕生日でもあるのだ。
風吹は、絶対この日にオープンしたいと懇願していた。
「風吹…
だから、この日にしたの?」
「うん!
風吹特製、誕生日ケーキだよ!
玄匠くんの為だけに考えた、オリジナルケーキ!
甘いものを好まない玄匠くんでも、美味しく食べられるケーキ!」
「………ありがとう…!
風吹、ありがとう!
大好き、大好きだよ!」
「うん!」
満面の笑みの玄匠に、風吹も微笑み返した。
ケーキを切り分け、みんなで食べる。
「美味しい、美味しよ!」
「美味しい!風吹」
「ほんとだ!美味しいー」
「みふぶちゃん、旨いよ!」
玄匠、里莉、呂麻、武公が、顔をほころばせて食べている。
その笑顔に、風吹も微笑む。
「ゲン、お前からも一言!」
「うん!
風吹。
本当に、ありがとう!
僕を好きになってくれてありがとう!
僕に、愛を教えてくれてありがとう!
これからも、風吹の傍にいるって誓うよ!
今度は僕が、風吹を守る!
幸せになろうね!二人で……!」
玄匠が、満面の笑みで言う。
風吹も、嬉しそうに微笑み…………
「はい!」
と、玄匠に抱きつき言った。