小悪魔と仮面舞踏会

「もし、悔しいなら私が協力してあげるわよ?」

妖しい笑みを

浮かべて言う松山

『へっ?』

いきなりの

松山の発言に

気の抜けた声を出す俺…。

松山は

そんな俺に近づいて

白くて綺麗な

長い人差し指で

俺のあごを

クイッと上げた…。

そして耳元で

「だから…私が協力してあげるつってんの! 分かる?」

と言ってきた…。

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