小悪魔と仮面舞踏会

「何かしら?」

あっけらかんと言う松山…。

『アド交換…』

「だから甘いつってんの!」

松山はそう言うと

離した唇をまた

俺の耳元に近づけて

「そんな簡単には…教えるわけないでしょ?」

と言った…。

松山の言葉に固まる俺…。

そんな俺を置いて

部屋を出た松山…。

俺はまた置いていかれた…

悪戯な瞳に

悪戯な女王様に

散々振りまわされて…

俺は確信した…

松山 瑠美音

アイツは小悪魔だと…

予感が確信に

変わった日だった…

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