小悪魔と仮面舞踏会

綺麗で可愛い…

まさにその2つを

かねそろえた顔だ…

じっと見つめてた俺に

「クスッ…何固まってんのかしら?もしかして…私に見とれてんの?」

とまるで俺の心を

見透かすみたいに

言ってきた…。

色っぽい瞳に

笑顔を浮かべて…

『んなことねぇよ!!』

必死に否定する俺…。

そうは言いつつも

顔の熱が上昇するのを

感じる…。

「ふ~ん?そのわりには顔…真っ赤だけど?」

イタいとこをついてくる…。

『ちっ…ちっげぇよ!!』

「さっきと口調違いますねぇ?なんか焦ってますよ?セ・ン・パ・イ♪」

『そんなこと』

「否定が弱々しくなって来てる気がするのは私だけでしょうか?クスッ…」

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