小悪魔と仮面舞踏会

「ごめんなさい!!」

沈黙を破った

綾香先輩の声…

頭を下げてきた…

「顔を…上げて下さい?」

松山が綾香先輩に言うと

ゆっくりと顔を上げた

綾香先輩の顔は

涙で濡れていた…

「本当に…ごめんなさい!!私…宮沢君とまさには…本当に…悪いことした…この女の子にも…」

そう言って松山にも

視線を映す…

多分松山がこの男

マサだっけ?

と何か関係を

持ってるとでも

思ったんだろう…

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