小悪魔と仮面舞踏会

「宮沢君は…確かに外見で彼氏になってもらった…私は彼に動揺してもらいたかった…宮沢君といるのを見せつけて…」

明かされた事実に

唖然とする俺…

「謝って許されるとは思ってない…こんな私…スパッとフッちゃってよ!?最低最悪な彼女のまま…終わらせて?酷い言葉を浴びせて?」

寂しそうに悲しそうに

切なそうに微笑んで

言う綾香先輩…

頬には光る雫が一筋

流れていた…

その顔は初めて見る顔で

とても綺麗だった…

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