小悪魔と仮面舞踏会

松山の後ろ姿を見た途端

俺の足は自然と

松山を追いかけていた…

だけど

追いかけてる途中

松山に鞄を

預けられてたことを

思い出して

俺が見張りしてた場所に

置いてたから

慌てて取りに行った…

俺の鞄と松山の鞄

2つの鞄が

まるで

寄り添うかのように

隣同士にくっついてて

俺はなんだか

妙に嬉しくなり

自分でも分かるくらいに

顔がニヤついた…

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