小悪魔と仮面舞踏会

松山が目の前に来ると

俺は手に持っていた

2つの鞄を下に落とした

「ちょっと!!何してんのよ?」

驚いた顔をして言う松山…

俺はそんな松山を

無視して

松山の細い腕を掴んだ…

すると

「なんなの!?」

俺を睨みつけながら

言う松山…

そんな表情(カオ)さえ

魅力的に見えて

頬が熱くなるのを

感じながら俯いて

『俺にも…してよ…』

小さな声でポツリと

言った…

< 346 / 511 >

この作品をシェア

pagetop