小悪魔と仮面舞踏会
「は!?何を?」
そう言った松山に
俯いていた顔を上げて
熱い頬をそのままに
『キス…』
と言った…
言ってからまた顔が
熱くなるのが分かる…
「なんで私がアナタにキスしなきゃなんないの?意味分かんない…」
『俺が…して欲しいから…』
「アナタなら私以外にいくらでも居るでしょ?キスの相手くらい」
『俺は…松山にして欲しいんだ…』
松山に…松山だけに
して欲しいんだ…
他の誰でもない
松山のキスが欲しい…