小悪魔と仮面舞踏会
「えっと…そのぉ~」
困惑気味に言う宮沢…
『何?』
そう聞くと
「それ…何の冗談?」
と困ったように言う宮沢…
は!?冗談?
『冗談!?私が?そんな訳ないでしょ!?私は至って本気よ!』
そう言うとまた黙る宮沢…
『あなたが決めれないなら私が決める…もし私が決めても気に食わないならこの話はなかったことにするから。』
アッサリ言うと
「分かった…」
そう言った…
『じゃあ私が決めるから!!』
「へ!?」
間の抜けた声を出す宮沢…
『だってあなたは自分で決めれないでしょ?』
「そっそんなこと」
『それに』
宮沢の言葉を遮る私…
『ドMのあなたには私から決めてもらった方が嬉しいでしょ?』