小悪魔と仮面舞踏会

私がそう言うと目を大きく見開いた…

「なっ!?なんで?俺ら同い年なのに…」

『同い年でも私とアナタの関係は?』

ズバッと鋭く聞く私…

途端に口を閉ざした宮沢…

『アナタの口で言ってごらんなさい?私とアナタの関係は?』

そんな宮沢に意地悪に聞く私…

「奴隷と…」

そう言って言葉を止める宮沢…

『奴隷と?』

続く言葉を聞くために

宮沢の言った言葉を

そのままオウム返しする私

「ご主人様…?」

小さくそう言った宮沢に

飛びっきりの笑顔でにっこりと笑いかけ

『その通り!!』

そう言って宮沢に近づいて頭を撫でてあげる…

すると

宮沢は顔を真っ赤にして俯いた…

< 397 / 511 >

この作品をシェア

pagetop